考え方
「お前の思い悩んでいることは、きっと帝都中の人間を殺し尽くしたところでどうなるものでもないよ。ナイフを向ける先が間違っている」 ──オブライエン(『賭博師は祈らない(4)』より) 賭博師として小金を稼ぎながらその日暮らしをしていた主人公のラザルス…
本書は、理想の人生を手に入れるためのカギとなる「人生の基本原則」についての本である。私はこの原則のおかげで、夢のような人生を実現できた。 この本に書かれている原則は、どれもシンプルで誰でも実行できることばかりだ。これらの原則を取り入れれば、…
「けれどまあ、真面目なら真面目なりに、不真面目ならば不真面目なりに、生きていけるでしょうし、生きていかなければならないでしょう?」 ──芝浦縁(『明治あやかし新聞 三 怠惰な記者の裏稼業』より) 明治を舞台に、あやかしを隠れ蓑にして事件を解決し…
不思議ですが、言葉には現実を変えてしまうパワーがあるのです。 あなたが前向きな言葉を使うようになると、必ずその言葉がポジティブな結果を引き寄せてくれます。 ですから、いつもいい言葉を使うといいですよ。 ──碇のりこ(『いいことだけを引き寄せる結…
──私たち、まだ十六歳の子供なんだよ。無力で愚かに決まってんじゃん。 片柳は彼女の脳のことを知らない。だが、たぶん片柳なら、たとえ何の救いにならないことがわかっていても、最期の時までそばに居続けるのだろう。 ──内村透(『七月のテロメアが尽きる…
創作者は、自分の作品を、専門家のおりがみに負けないほど立派なものだと思っていたのだ。創作者と非創作者のちがいは、おりがみという芸術全般に対する味方のちがいではなかった。むしろ、創作者が自分の作品に愛着を感じ、過大評価するようになったという…
わたしたちは不合理だからこそ、新しい環境に順応し、他人を信頼し、進んで努力を払い、子どもを愛することができる。こういった能力は、わたしたち人間のすばらしい、驚くべき、生まれながらの、それでいて不合理な本質と、表裏一体をなしている。 ──ダン・…
目的を果たすまでは、諦めることなく、執念をもって「くどくど」いきましょう。しかし終わってしまってからは「さばさば」しましょう。また同じことがあれば、終わるまで「くどくど」やればいいからです。 「良いくどい人」をめざし、「悪いくどい人」になら…
どこで暮らそうが、どんな仕事をしようが、誰と一緒になろうが、どれだけ偏った思想を持とうが、全部個人の自由だ。法律やルールを守った生き方であれば、他人がとやかく言うことじゃないし、ひっちゃんのケースだって、本来なら俺がいちいち口を出すことじ…
食いてえから食う。寝てえから寝る。抱きてえから抱く。殺してえから殺す。何にも縛られねえし、誰にも従わねえ。 (中略) 楽しくねえことはしたかねえ。嘘をついたり、約束を破ったり、後味が悪いこともしちゃいけねえ。心に負い目を持っちまったら、猫の…
こだわっているもの、そうしなければならないと思い込んでいたものから距離を置く、ということです。執着を手放すことで、また新たに手にすることができるものがある、とわたしは信じています。 ──ルイ (id:deperessionnote)(「うつのキセキ。」より) 人間…
新しい、役に立つ技術とは世の中を変える力を持っている技術であり、良い方にも悪い方にも使われて、社会に不可欠な技術となっていく。たとえば、原子力の研究は爆弾を作ることもできるが、発電をすることもできる。インターネットはビジネスに不可欠だが、…
人格とは、経験を通して形成されると言われる。しかし、もう一歩踏み込めば、その経験はどれほどの根拠があるかは別として、多くの場合は自分で選択しているのである。そして、おそらくは意識して選択している者の方が、自己に対する認識も高まる気がする。…
“日常”を離れて距離をおくことで、思考はふいに“何がどこにある”“ここはどこだ”といった具体性をなくして抽象的になり、空間がひろがり、今までと違うアイデアが浮かぶようになる。仕事から離れて初めて、今まででは考え付かなかったようなことに思いを巡ら…
日常に潜む危険を言い出したらキリがない。じゃが危険への心構えを持つことと、目に入るもの全てを危険と決めるつけることは、全くの別物じゃよ ──お地蔵さん(「ミイラの飼い方」79話より) この言葉と似た話で最近思うのが、「人の悪意に備えることと、す…
他人に正解を求めるから……自分で考えて動いていないから、いざというときそんな風にみっともなく取り乱すんだ。 ──宮地磐夫(『東京レイヴンズ (14)』より) 裏切り者の上司から部下への台詞ってところですかね、まとめると。 自分の意志で動くって難しい。…
ブランドものには、ステイタスまであるのですから強い安心感を得ることができ、その分高いお金を払っても納得できるんです。しかし、安心感を与えてくれるものに依存すればするほど不安にもなるんです。 捨てるも捨てないも、もつももたないも、どちら強迫観…
どちらかというと、私の場合、少しぐらい不便になったとしても、少しでも無駄を省く方向、ものを捨ててしまいたい気持ちのほうが強くなってしまうようなんです。 ──中崎タツヤ(『もたない男』より) 雨の日に濡れる覚悟でバイクのフェンダーを捨ててしまう…
──いいか、覚えておきなさい。世の中は、すべて繋がっている。風が吹いたとき、どの桶屋が儲かるのか。それを見抜くのが金融マンの仕事だよ。 ──佐久間社長(『トーキョー下町ゴールドクラッシュ!』より) 「風が吹けば桶屋が儲かる」ってのは、まったく関係…
我々はオタクがどんな人達なのかは分からない。しかしながらそういう人達はやはり風貌で共通点があるのね。オタクの人達が全員そういう人ではないのは分かるけど、ああいう風貌でそういう目立つ行為をしていると「オタク=何か変なの」という式が私の中で成…
ちゃんと考えられれば、とりあえず結論がでます。というか「どう動くべきか」の結論が出るように(しかも借り物の結論じゃなく、自分で)考えられるのが「ちゃんと考える」ということです。明るい、ってことは「それを、さくっと実行しちゃう意志の力もある…
生きていれば「予定どおり」「計算どおり」にいかないことは起こります。 その時に、何が起きても「悪いことが起こった」とは思わずに、つねに事態を良いほうにとらえて、味わって、それが自分に与えてくれる意味を感じ、受け入れる。 その方が、物事はうま…
苦しい感情が湧いた時は、よけいな考えをめぐらせたり、自分を責めたり相手を責めたり、卑屈になったり自己正当化したりせず、ただ自分の感情を「感じきって」みてください。 原因や、未来・過去のことなどを考えず、ただ怒り、ただ悲しんでみてください。 ─…
じつは、他人は「あなたが人には、しないこと」も、してくれているんです。 でも、心の穴を埋めようと必死な人は、「自分が他人に求めているようなこと」しか理解できないので、他人がしてくれる「あなたがしないようなこと」を、うけとれないし、してくれて…
ナルシシズムも必要なだけ持ちながら自己受容しているのが「生きていきやすい人」です。ナルシシズムが完全にゼロの人は「生きがい」がなくなってしまい、きっと生きていくことができません。 だからナルシシズムは、あるのは仕方がないし「あっても、いい」…
とくに、それは口頭ではなく、文章にによるコミュニケーションだからということもあるのだが、何度かやりとりしてもどうしても解決しない案件について、僕がヘタな英語tで書いたものが最終的に決着を生むというようなこともあった。 ──和田一郎(『僕が四十…
僕らは、老親や子供たちの面倒をみながら、あるいは友や大事な人との時間を大事にしながら、バランスをとって生きたとしても、誰にも文句を言われる筋合いはないのである。 ──和田一郎(『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語』より) 仕…
ある時は人を殺す凶器にもなり得る。 ──高峰秀子(Twitterより) 久々にTwitterのタイムライン見てて胸に刺さった。 良い言葉、どうでも良い言葉、不愉快な言葉、いろんな発言が流れてくるTwitterだけど、ここで紹介したいと思うくらいの内容はなかなかない…
ウチの会社、私が入社したころも、決して景気がいいわけではありませんでしたが、今よりは幾分ゆとりがありました。(中略)それが今は、入社と同時に即戦力を求められてしまう。(中略)それって可哀相だと思いませんか? せっかくゆとりを持って育ってきた…
(前略)人間関係は勝ち負けじゃないっていう設定をしてもらいたいんですね。言うことを聞いたら負けとか、意見に従ったら屈服したとか、そういうふうに思っちゃうことってすごいくやしいじゃないですか?だからそこをちょっと除いてもらって、良いものはい…