目立たないから多くの人は気付かないんだけど、いることですでに役に立てている、という感覚をもっと持ったほうがいい。
気付かない人は気付かないかもしれない。でも、気付かないのであれば「気付かない存在であるということが使命」なのだと思います。目立った人とか、大きな声を出す人とか、積極的な人だけが優れているわけじゃない。目立たないから多くの人は気付かないんだけど、いることですでに役に立てている、という感覚をもっと持ったほうがいい。あれやこれやを成し遂げたから価値があると思っている人がいますが、食べられないことすらあるけれど料理には欠かせない存在……それがパセリの価値であると思ってほしい。その価値を認めてくれる人は、今は周りにいないかもしれないけど、必ずどこかにいるはずです。万が一そういう人がいなかったとしても、自ら自分に価値があると思えるようにしたほうがいい。
──岸見一郎(「ダイヤモンド・オンライン」より)
「食べられないことすらあるけれど料理には欠かせない存在」
人で例えるなら、空気みたいな人って感じかなぁ。
いたからってどうってことないんだけど、いなくなると急に違和感を覚える。
そんな味のある物静かな人。
大勢の中で目立つ存在じゃなくても、認めてくれる人がいたらいいですよね。
存在価値は人それぞれだもの。
大勢にもてはやされることよりも、自分の持ち味はこれ!ってものを見つけるために、
自分を見つめなおすほうが先決です。