次のいのちは次の世代が引き継ぐ。君が悲しむ必要はない
「竜(ドラゴン)は人間のように、死ぬことを恐れない。
いつだって、悔いの無いよう、
生きられるだけ生きるものだから」
「私たちは何事も恐れない。
全てはこの星のいきものに等しく与えられるものだと知っているからだ」
「生きることの苦痛も楽しさも死ぬことの寂しさも悲しさも」
「それに私は十分生きた竜(ドラゴン)にとっても長い…長い年月をね」
「次のいのちは次の世代が引き継ぐ。君が悲しむ必要はない」
──ネヴィン(ウーイルという種のドラゴン)(『魔法使いの嫁(1) 』より)
人外な魔法使いと売られてきた魔法使いの才能を持つ少女の物語。
500年生きたドラゴンが、ヒロイン・チセに残した最後の言葉です。
こんなふうに死の瞬間に思える、そんな人生を歩めたら、
それを「幸せな人生」と呼ぶのでしょうか。
明日死んでも後悔しない生き方、それができるように日々努力しているつもりですが、
なかなか理想と現実は違って難しいですね。
自分のできてなさに落胆する日々です。
でも、大きな病気や事故をしなければ、今までの人生×2は、まだ生きることになりそうなので、
めげずに悔いのない人生の終わり方に向かって歩いて行かないと、ですね。