先手を打つ人は「現状維持でもたらされる未来」を察知しながらベストな動き方をしている。
先手を打つ人は「現状維持でもたらされる未来」を察知しながらベストな動き方をしている。より良く転ぶ方向を最大化し、悪く転びうる方向をつぶしにかかる。言い換えると、積極的に自分にとって「より良い現状」をたぐり寄せている。
プロジェクトで火消しをする人は、まぎれもなく素晴らしい人材だと思う。だけど、優れたマネージャーやリーダーは未然に火を消そうとする。それは種火ができた時点で「これが広がったらどうなるか?」という視点を持てているからだ。
「現状」と「現状維持」は全然違うよ、「現状維持」した「未来」を見ないと、というお話。
現状は、今現在の「地点」に焦点が当たっているのに対して、
現状維持は、今のまますごした場合の未来の「行く末」に焦点が当たっている。
出発点は同じだけれど、全然違うことに、私もこの記事を読むまで気づかなかった。
今のままが永遠に続けば幸せなのに。
楽しい時間をすごしているときに、ついつい呟くこの言葉。
でも、現状維持できないと、その楽しい時間は終わってしまうわけで。
テーマパーク行けば、閉園時間になれば遊んでいられなくなるし、
休日が土日しかなければ、翌日もう一度もかなわない。
今が楽しいのはもちろん素晴しいけれど、
その楽しいを続けるにはどうしたらいいのかを考えなければいけない。
なんとなくわかってた気がしてたんですが、全然でした。
自分の望む未来と、現状維持することによってたどり着きそうな想像の未来。
それが一致するかどうか確認して、一致しないなら、理想の未来に向けて努力をしないといけないな。
そう感じたお話でした。