マネジメントは科学ではない。実践である。
マネジメントは科学ではない。実践である。礼儀と同じように、「その場での判断が必要な行動」である。それゆえ、「この場合はこうする」という知識をいくら集めても無駄である。
場合に応じで熟慮し、反省を繰り返すというやり方でしか身につかないものであり、楽器の演奏、スポーツの技術、そういったことと全く同じなのである。
──安達裕哉(「ハフィントンポスト日本版」より)
例えばスポーツであれば、ある程度コツがあるとはいえ、練習しないとうまくはなれないですよね。
私も、スノボが滑れるようになるまで苦心したものです。
理論的にはわかっているのに、体がついていかないという、もどかしい思いをしました。
あと、体調変化とか、気候変化とか周囲のちょっとした違いが、
滑りやすさに如実に反映されるから、微調整が難しい。
マネジメントもそれに似ている。
確かに、相手をするのは人間なのだから、理論的な話だけではうまくいくはずもない。
Aさんにはよかった対応が、Bさんには最悪の結末を引き起こすかもしれない。
教科書通りの対応なんて、ちょっとしたコツ程度でしかない。
スポーツと同じで、ちょっとずつトライアンドエラーを繰り返すしかないんですよね。