失敗は避けて通れない。つまり成功率100%という数字は、「新しいことを一切していない」ことを示しているわけだ。
戦略論で有名なコロンビア大学ビジネススクール教授、リタ・ギュンター・マグレイスは述べている。競争優位の短命化が進む昨今、企業は自社の標準的なプロセスにイノベーションを組み込まなければ成功できない。しかしいかなるイノベーションにも、新しい物事への挑戦とリスクが伴う以上、失敗は避けて通れない。つまり成功率100%という数字は、「新しいことを一切していない」ことを示しているわけだ。
──ドリー・クラーク(「ハーバード・ビジネス・レビュー」より)
大失敗して悔しがった経験を思い出してみると、そろそろ十年前の大学受験のことが思い返されて、
つまり、それ以降、大きな挑戦をしていない自分にショックを受けた。
日々、小さな失敗はしているのだと思う。
ひとつひとつは取るに足らなくて、記憶に刻み込まれるほどではないくらい小さな失敗。
言い方を一つ間違えたとか、方法が違えばもっと上手くいったとか。
大失敗するために何かをする、ってのは目的を間違えているけれど、
失敗しないことばかり選んでいたら、前にはちっとも進めないから。
だから、恥ずかしがったり、臆病になったりしないで、
自分のやりたいことをやらないとな、と改めて思わされる一言でした。
Reinventing You: Define Your Brand, Imagine Your Future
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