正解を言わなくなったら、愛されるようになる――ここにコミュニケーションの真髄があります。
出演者や脚本家などの打ち合わせでは、自分をアピールするための発言をやめました。よくあるでしょう。いい意見が出たあとに、「僕もそう思ってました。確かにそれは……」っていう人。自分を振り返ってください。無意識にしてしまう行為です。なぜなら本当にそう考えていたから。だけどこれはうっとうしいだけです。だからそうした言葉が出そうになったら、ぐっと堪えるようにしました。
日常の会話でも、「この前ハワイに行ってさぁ~」って発言に、「あ! オレも3年前に行って」ってなどとは、絶対に言わないようにしています。これは、無意識に「会話泥棒」をしてしまっているわけです。
──吉田 照幸(「東洋経済オンライン」より)
なんとも耳が痛い……。会話泥棒。私の得意技……。
自分が話すのが大好きだから、ついつい自分の分野に話題を持って行こうとしてしまう。
誰かが中心になると、なぜだかむずむずしてしまうんです。居心地が悪いというか。
多分、自分が中心にいたいんでしょうね、会話の。
誰だって、自分が注目されれば嬉しいものです。
だからこそ、自分はぐっと堪えて相手の話を聞ける人になる。
まぁ、自慢話とか愚痴を延々と聞かされるのはさすがに辛いので、
自分が聞いて面白い方向に話の舵を取る。
そんな聞き上手になれるように、まずは会話泥棒をしないところから。
「おもしろい人」の会話の公式 気のきいた一言がパッと出てくる!
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