悪い報告をしない部下のほうが、人として正しい。
どんなに優秀な上司も、部下が心から喜んで失敗を報告するように仕向けることは不可能です。そこで「部下の心がけが悪い」と責めるのは、お門違いです。人とは、そういう生き物です。悪い報告をしない部下のほうが、人として正しい。
だから上司は、失敗を探しに、クレームのタネを探しに、現場に足を運ばなければならない。だから私は、椅子を捨てた。自分が怠けないように工夫した。
──小山 昇(「日経ビジネスオンライン」より)
悪い報告はしたくないのが人間のサガ。
でも、小さな不具合、クレームが隠されていたら、いずれ大問題に発展してしまう。
私はまだ上司という立場になくて、報告するのが嫌な部下な側にいるのですが、そりゃあもう、面倒くさい。お客さんからのクレームとか、明らかに自分が叱責されそうな内容じゃなくても面倒くさい。
システムエンジニアなので、他の人が作ったプログラムを横から問題ある、と宣言しないのいけないのが辛い。でも、隠しておいてもそのうち見つかって、その時には大きな問題になっていることだってある。
部下側としては、なんとか勇気を振り絞って報告するので、上司側には叱らないで頂きたいものです。
私も上司側にいったら、悪い報告をしてくれる部下を大切にしたいし、自分からクレームの種がないか、探せる上司になりたいです。