人生の軸はキャリアよりも「旅」みたいなものだという感覚がある。
同じ場所にいる必要はなく、むしろどんどん新しい場所へ動いていけばいい。いつもグレードアップしなくてもいいし、時には贅沢し、時には節約し、好奇心を高めて感動や刺激や出会いを求めながら、何かを見つけていけばいい。どこかで人や場所と運命的な出会いがあれば、そこに一生いてもいい。(中略)人の可能性はもっと偶発的に開いていくものかもしれない。いっそのこと、人生をいくつかに分けてしまってもいいかもしれない。いずれにしても、やったことは積み重なって知恵になっていく。
──(「ダイヤモンド・オンライン」より)
人生を旅に例えているのがステキ。
生きていたら当然、いわゆるキャリアプランで描くような上り調子の時ばかりじゃなくて、調子がずんずん下がっていくときもあるし、急ぎ足で駆け抜けることもあれば、のんびりと散歩するみたいに進んでいく時もある。
ただただ目標をおいかけるんじゃなくて、たまにはフッと立ち止まって季節の移り変わりの美しさに心を奪われるのもいいじゃない。
キャリアプランっていうと、仕事仕事仕事ってイメージだし。人生計画と言われても10年後の自分なんて遠すぎてよくわからない。それでも勝手に人生は終わりに向かって進んでいくから、そのときの最善を尽くすしかない。
計画通りに行く旅もあるけれど、行き当たりばったりの旅もある。偶然が生み出した奇跡、みたいなこともある。その全部を味わいつくせたら、それが幸せな人生になるのかなぁ。
ま、それは、死ぬときにならないとわからないよね。
だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル
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