いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

「自分が決めたんだ」と納得することであれば、けっこうできると思うんです。

3カ月ぐらい試しにやってみたけれど、この手法はどうも自分には向いていないと思えばやめる。そうやって手法を「選ぶ」ということは、じつは「諦める」ということと同じだという気がするんです。

諦めたもののほうにフォーカスするとネガティブな気持ちになってしまうけれど、選んだもののほうにフォーカスすれば、また気持ちもちがってくる。

 

──為末 大(「プレジデント・オンライン」より)

 

「選択」するってことは、「選択」しなかった道を諦めるということ。

人生は選択の連続で、何度もあの時ああしていればよかったと思いながらも、タイムマシンで同じ時に戻ったら、やっぱり同じ答えをしてしまいそう。それは、自分がそのとき考えた末に選んだことだから。

私も何度か人生の岐路があって、一番大きかったのは、やっぱり最初の会社選んだ時かなぁ。リーマン・ショックで就活ごたついてて、唯一内定もらったIT系のベンチャーに入った。唯一といっても、大学4年の4月頭のことだから、就活再スタートでもっと探してもよかったんだけど、当時はこれ以上頑張る気力がなくて、選んだ会社に不満がなかったから、さっさと残りの大学生活を楽しむことにした。

それを失敗だったな、と思うこともあるけれど、基本的には良い選択したな、と思っている。無茶ぶりもされたし、給料よくもなかったけれど、ずいぶんと自由な社風の中で、だいぶのびのびとやらせてもらってた。あと、リーダー層のレベルが段違いに高かった。今は転職して別の会社を見てると余計にそう思う。

だから、大学4年のときのあの選択は間違いじゃなかったとはっきりと言える。自分では「納得」できる選択だったと。

 

自分の「納得する」答えを探す。それさえできれば、あとあと何が起ころうとも、後悔ばかりの人生にはならないんじゃないかな。