そういうことで、みんな人間だし、同じようにミスもするんだってことを実感できる。
やっぱりほら、昔から知ってるスターとか、違う種族じゃないかってくらいキラキラしてたり、いい声だったりするんですよ。でも、そういう人でも自分と5倍、10倍の差があるわけじゃないってわかるんです。
──片桐仁(「ダイヤモンド・オンライン」より)
舞台劇の稽古の前に、打ち解けるためにバレーボールやったりするってのが、この言葉の前にあるんですけど、こう、スターがスターである土俵から離れると、やっぱりこの人も人間なんだなぁと思うってことを想像した。
確かに「スター」は輝いて見える。芸能界だけじゃなくて、トップ営業マンとかカリスマ経営者とかも遠い遠い存在に見えてしまう。でも、みんな人間は人間。まったく別の生き物なわけじゃない。
すごいスターだって失敗もすれば、スターらしくない行動を取りたいことだってあるだろう。
だから「普通な自分」とあまりにも自分を卑下する必要はない。
自分とスターを隔ているのは、ほんのちょっとの努力の仕方の違いだったり、運だったり、才能の伸ばし方の違いだったりするわけで、ほんのちょっとスターな方向に転換できれば、普通な人もスターになれちゃう可能性がある。
だって、人間だもの。誰だって。