相手の価値観にあった切り口って、すごく大事なんだ。
平野:(前略)私の価値基準は「効率」だよね。直井さんだったら何かな?
直井:う〜〜ん。「効率」も響きますが「正確」でしょうか。正確であってこその効率かなと思いました。こうやって考えると、相手に刺さる言葉も違うんですね。
平野:そうだよ。この相手の価値基準や信条は、会話の中で見えてくるものだ。だからそ、しっかり会話に耳を傾けるべきなんだよ。
──(「日経PCオンライン」より)
「相手の価値観にあった切り口」という考え方がいい。相手にあっていないと、いくら正しいことを言っていてもちっとも刺さらない。最初は大変だけれど、最初のうちに相手の特徴をしっかりつかんでおくのが、その後スムーズに会話を進めるのに大事。
会話するのに、自然に対応していて全然問題なく会話が進む人と、じっくり選んだ言葉で話さないと会話がうまく運べない人がいる。感覚が近い人のほうが前者に当たるんだけど、感覚あわない人との会話は本当にしんどい。でも、仕事だと会話しないわけにもいかないし、スムーズに話が進まないのもストレス。
私の場合、本当にあうあわないが激しくて、あう人には何の問題もないのに、あわない人相手だと 1つの短い報告でも相手に何言ってんだこいつって顔される。そこでめげてられないから、何度も言い方を変えて、この人はこういう言い方のほうが伝わりやすいってのを掴んでいく。
人間十人十色。すんなり行くことのほうが少ないんだから、会話にも努力をしないとね。