読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

その縁を魅力的に思えるなら、大切に育ててみるといい。自分で思っているよりも、綺麗な花が咲くかもしれないぞ

小説 人生

動機はどうあれ、おまえは方石の世界との縁を手に入れた。もし今、その縁を魅力的に思えるなら、大切に育ててみるといい。自分で思っているよりも、綺麗な花が咲くかもしれないぞ

 

──白堂瑛介(『φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―』より)

 

不思議な衣装を生成する方石。その方石職人になることよりも、家を出たかったから方石職人が集う島にやってきた。そう告白したヒロインの宵呼。苦しそうなその姿を見て主人公瑛介が言った一言。

きっかけは何だっていい。だいたい、きっかけなんて些細なものだったり、欲望にまみれてたりして、美談になるようなことってあんまりないんじゃないかな。

留学した東南アジアで心打たれてとか。そういう人もいるんだろうけど、それいう見るからに良い理由で始めるばかりがきっかけじゃなくてもいいじゃない。

始まりは、何かから逃げるためだったり、自分の欲望を満たすためだったり、そんな邪な何かでも、今、本気になったのなら、邪な理由がなくてもやりたいと思えることならば、それは始まりと関係なく、本物になったということなのだから。

始まりは関係ない。今、自分がどう思っているかが大事。