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いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

その、『なにを言っているのか分からない』ところに感銘を受ける。

自分の考えがみんなの考え、みたいに捉えてしまうことが結構あって、それが恐らく周りの人に強く関心を持てない理由の一つかなと思う。
 だって自分と似ている相手なんて、知ってどうするのだ。
 だけどそれは大抵の場合に間違いで、こうして同じ時間を過ごした樽見はまったく別の感想を持って今ここにいる。他人はわたしと違うのだな、と間に引かれた線を意識する。
 新鮮な感覚だ。それに気づかせてくれるのはやはり、他人しかないのだ。

 

──しまむら(『安達としまむら4』より)

 

小学校来の友人・樽見に誘われてお出かけ中にしまむらが考えたこと。
人間はみな人間で、みんな似てるから興味持たなくていい。私もそんなふうに思ってた頃あったなぁ。でも、人間は人間でも他人は全然違うし、他人と交わるからこそ自分がどんなか分かることもある。

んなことはわかってる。

それでも他人に興味が持てないのは、自分の好きなことが好きすぎるからなのかな。狭い範囲で生きるのに必死だからなのかな。

世界を広げるのは難しいって思ってる自分がいて、もどかしい。