何言ったって平気な人なんていないよ
傷つくよ
自分が嫌われてるって知って、傷つかない人なんていない
聞こえていない、気にしてないふりをしてても、あなたの言葉は全部、清水くんに届いてるよ
何言ったって平気な人なんていないよ
──保健の先生(「comico ぼくらのじかん。55話 祥子の場合②」より)
いいこというなぁ、保健の先生。
小学生の日常的な漫画のシリーズより。
クラスメイトの鼻たれ小僧の男子・清水にいたずらばかりでイライラする祥子。給食時間、清水に笑わされて牛乳を噴いてしまって、思わず保健室に駆け込む。あんなひどいやつ、と文句を言いまくる祥子に、保健の先生がひとこと。
つい、カッとなると、言いたい放題になってしまうだけれど、やっぱりそれは相手を傷つけるし、傷つけたところで得られるのは、その瞬間の自分の優越感みたいなものだけ。傷つけられた相手が、それで態度を改善するわけじゃない。
あと、何か一つ悪いことしたら、何されても文句言えないみたいな状態になること多いけど、悪いことに対する責めはまだ良しとして、無関係なとこまで責められるのはやりすぎよね。万引きしただけで、人格全否定とか。例えばだけど。
なんにせよ、悪口は言わないにこしたことはないですな。