強い奴ほど大きな傷がついてるもんだ
あの子は大丈夫だよ
強いから
でも強い奴が無傷ってわけじゃないよね?
傷つく前に逃げるのが弱い奴
強い奴ほど大きな傷がついてるもんだ
──東宮春日(『紳士同盟クロス 6』より)
架空のお金持ち学校の生徒会で繰り広げられる学園物語な少女マンガより。
自分の出生の真実を知り、思わず母親を屋敷から連れ出そうとするヒロインの灰音。
その手伝いをしていた昔のヤンキー仲間の春日が、そんな灰音を心配する生徒会メンバーに言った言葉。
強くなるには傷つくことを恐れちゃいけない。「修羅場をくぐり抜ける」って言葉があるけれど、逃げずに挑んでいった数だけ人は強くなっていけるから。
2,3人のチームリーダーをなんとかこなしているぐらいだったのが、10人チームのリーダーになったら、2,3人は余裕で大丈夫になる、とか例えばそんな感じ。
地味だけど、死ぬほど難しい本を読んだ後は、ちょっと簡単な本だとらくらく読める。
傷つく覚悟で挑戦すれば、得るものは何かしらあるから、前に進むのを恐れてはいけないのだ。