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いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

だれの言葉だったかは忘れたが、人間は魂のために、一日にふたつはしたくないことをしたほうがいいらしい。

小説 習慣

だれの言葉だったかは忘れたが、人間は魂のために、一日にふたつはしたくないことをしたほうがいいらしい。

 

──わたし(『月と六ペンス』より)

 

主人公である「わたし」のぼやき的言葉で、本筋にはちっとも関係ないんだけど、なんか惹かれちゃったからご紹介。

 

人間、やりたいことばっかりやって生きてもいられない。大好きなことを仕事にしていたって、やりたくない事務仕事が付いてきたり、面倒くさい相手と付き合う必要が出たりする。

それに、人生の全てがやりたいことだけで満たしていたら、確かにそれはある意味自堕落になってしまいそうだ。一日中やりたいことだけやれて本当に幸せ、なんて言う人もいるかもしれない。じゃあ、やりたくないことはどこへ行ったのだろうか。

それから目を背けるってのは、なんだか徳を減らしそうな感じがする。あ、別に仏教に熱心なわけじゃなくて、私が、徳を積むことと、言霊を信じてるだけなんだけど。

一日たった二つくらい、やりたくないことをして、精神的に強くなる。それもまた、必要なことなのだ。

 

月と六ペンス (新潮文庫)

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