後輩への気遣いは全部、自分自身が成長して、評価を上げるため
私はこの子を使って、人をその気にさせるスキルを磨いてやる──。そういう損得勘定で動けばいいの。偽善によって相手が心を開いて、結果的に関係が改善されたのなら、それは良い偽善よ。
──ブルボンヌ(『PRESIDENT WOMAN 2015年10月号』駆け込め!女の休憩室より)
すぐ凹んでしまう後輩についての相談への回答。
今時の子は、怒ったらすぐに凹んでしまうらしい。つっても、個人差あると思うけどね。この相談者さんの後輩は、すぐに凹んでしまうタイプだったってことで、先輩業も大変ですね。
高圧的な態度でいて、話が終わるならラクなんだけれど、近頃はそうも言ってられない。大体、あの先輩むかつくとか、うざいとか、影で言われたら溜まったもんじゃない。でも、気を遣うのも神経をすり減らして辛い。
仕事で後輩がいたことない私だけど、誰かに教えるって機会は結構あって、それがもう全然自分の自然なスピードでは伝わらない。噛み砕いて噛み砕いて、それでも何度も首をかしげられて、みたいなことを繰り返すこともある。
そうすると気分が磨り減っちゃうんだけど、それもまた修行なのよね。これから役職が上がれば、下に伝えることも増えてくる。その子がスッと自分の考えを理解してくれたらラクだけど、そうは問屋が卸さない。今のうちから訓練しときまひょ。
PRESIDENT WOMAN(プレジデント ウーマン)2015年10月号(VOL.6)
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/09/07
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