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いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

自分の好きなものがわかっている人って、素敵ですよね

小説 気持ち

「そうだな。僕にはとても、あんな風に一つの物事に入れ込むことはできない」と僕はいった。「多分、自分の趣味をそこまで信頼できないんだろうな」
「わかります。きっとどこかで飽きるか挫折するだろうと思うと、つい予防線として手を抜いてしまうんですよね」

 

──荻上千草(『僕が電話をかけていた場所』より)

 

いい言葉ってわけじゃないんだけど、なんか共感した。
夢中になって天体望遠鏡に触れる初鹿野唯と、それを教える檜原裕也。それを見つめる荻上千草と深町陽介。
読んでいて、どうにも見つめる二人側に立ってる自分に気付かされたんだけど、それでもいいじゃないか、という気持ちが同時に湧き上がってきた。
飽きても挫折してもいいじゃない。予防線張ったっていいじゃない。それでその趣味を十分楽しんでいるのなら。