生きるとはお金のかかることであり、お金を稼ぐためには技術が必要
夢や希望というものにあまり関心のないカミラにとって、生きるとはお金のかかることであり、お金を稼ぐためには技術が必要だというイングリドの教えはすんなりと腑に落ちた。
──(『異世界居酒屋「のぶ」 二杯目』より)
薬師の師匠イングリドの言葉を思い返す弟子のカミラ。
身も蓋もない話なんだけど、今の世の中、お金がなくちゃいきていけないし、お金を稼ぐためには何かしらの技術が必要。
今はまだ、流れ作業みたいなことも人間がやすーい給料でやってるけれど、そのうち本気で全部機械に取って変わられる可能性だってある。
他の誰でもない、自分だからこそできる技術。見極めるのは難しいけれど、だからこそ、それを追い求めていかないといけない。
世間においてぼけりにされないためにも。
今日から12月。寒さも増してきたけれど、今年もラストスパート。