人間全部に共通する特徴は、孤独ということ
人の心にある愛の謎はけっして解くことはできないけれど、それでも部分的にはわかることもあります。男も女も、老いも若きも、善人も悪人も、つまり人間全部に共通する特徴は、孤独ということ。そして猫とちがって、人は一人でそれに耐えられるだけの強さがないのです。
──(『猫語の教科書』「愛について」より)
バレンタインに愛と孤独の話が、ネタストックの順番的に偶然回ってきました(笑)
孤独に耐えれる人、むしろ一人のほうが心穏やかという人も中にはいるかもしれない。
というか、少なくとも5年前の私はそう思っていた。何の予定もない休日。誰とも会わずに家で趣味に勤しむ。それが幸せだった。
でも、時が経って、いろんな人と会う機会がどんどん増えて、一人の時間が減るとともに、一人が寂しくなってきた。
今たまに、本気で孤独死しそうなくらい寂しい瞬間が訪れることがあって、自分でびっくりしてます。5年前の自分に見せたら、嘘だろって言われそう。
だから、一人の方が良いって人は、誰かと一緒にいる面白さ、楽しさを知らないだけ、一人じゃないことに慣れていないだけだと思う。
孤独を愛するなんて悲しい。もっと人と会っていかないと。
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