恥じることはない(中略)おまえの言葉は人の心を打った。
シン、おまえの言葉は人の心を打った。俺もだ。人は己の精神のために戦うべきだと思い知らされた。恐らくそれは部族の人々も同じだろう。その気持ちは間違っているのか? それがおまえの理想なんじゃないのか
──エルヴィン(『レトリカ・クロニクル 香油の盟約』より)
信念に基づいて動いた結果が最悪の事態を招いたとしても、その行動を恥じる必要はない。というと少し乱暴すぎだろうか。
正しいと思ってやったことがすべて正しいとは限らない。けれど、それはただ今回間違っていたという気づきを得ただけで、それまで正しいと思って動いてきた自分を恥ずかしく思う必要はないんじゃないかな。
気づけなかった自分に反省こそすれど、恥ずかしく思うのはなんか違う。そのときはそのときの最善を尽くしたのだから、それはそれでその最善を褒めてやらないと、これから先、冒険的なことを何もできなくなってしまう。
冒険すれば、自分の意志を貫けば、間違うことだってたくさんある。それはその次の行動に活かしていって、また冒険をすりゃいいんだ。