「恥ずかしい趣味を持っている人」と「恥ずかしい人」は別、ということです。
一人前の人間が、多少恥ずかしい部分を持っていたところで、それはその人の一つの個性にすぎない。例えば未だに逆上がりができないとか、焼き魚を食べるのが下手だとか、靴下は毎朝右から履かないと我慢できないとかいうのと同じことだ。時には恥ずかしがったり、時には克服しようと努力したり、時には受け入れて楽しんだりしてしまえばいい。
──富士野一徳(「リクナビNEXTジャーナル」より)
ラノベは恥ずかしい趣味に分類されるらしい。いや、確かに電車とかで読んでて女の子の挿絵のページに辿り着いたら、ちょっと恥ずかしい。とはいえ、漫画的挿絵がないラノベはラノベじゃないしなぁ。
趣味はなんですか、と聞かれて、私は「読書」と答えることにしている。というか、それ以外は流動的でコロコロ変わるから、趣味というより最近ハマっているもの扱いだから。
で、どんな本読んでるのか、と深追いされるとだいたい聞かれる。そこで7割位ラノベかな、とそこは正直に答えている。挿絵があるか、文体がライトかというだけで面白い本はいっぱいあるから、そこまで恥ずかしがる必要もないと思ってるしね。
要はスタンスの問題で、相手から恥ずかしい奴と思われても気にしないような内容なら堂々と言えばいいし、気にするならそこは受け入れてくれそうな相手を選んでいくしかない。
変に恥ずかしがりながら言うから余計に恥ずかしいんだよね。