誰かを特別扱いするためには、誰かを精神的にこっそりと足蹴にしなくては成立しないのだ。
特定の誰かを愛することと、八方美人は両立しない。
基本的には同心円の環を想像すればいいと思う。中心の円にいくほど大事な人たち、外側の円にいくほど遠い関係の人たちという風に。
なんとなく交友関係にある人たちをそこにマッピングさせていくイメージ。(あくまでイメージだよ。笑)
──桐谷ヨウ(『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』より)
ある程度、無意識的にこういうことってやってるんだけど、誰かをこっそり足蹴にするって物言いがカルチャーショック。
私の同心円の中心には家族と恋人がいて、個人的に誕生日プレゼントあげたりするのって、ここぐらいなんだよね。後はおめでとうの言葉だけ。この次は特に仲の良い友達かな。自分からご飯誘いたいとか二人でお茶したいとか思える相手。その先はいろいろ濃淡があるけど、最終的にはなるべく関わりたくない人っていう円の端に辿りつく。
でも、ここで私の八方美人な部分が顔を出して、ある程度はそんな相手にもいい顔するんだよね。いい顔ってのは言いすぎかな。当たり障りなく接するぐらいかな。例えば、会う約束は取り付けないけど、断り方はやんわりとするとか。やんわりが伝わらなくて最終的に強行手段に出ることも多いけど(笑)
これ、ホントは最初からある程度の強行手段に出ないとダメなんだよね。本当に大切な誰かとの時間を大事にするなら、全然興味もない人と関わる時間はなるべく減らさないといけないんだから。
時間は有限で、その限りある中で自分の優先順位つけてくしかないのよね。自分が興味がない相手にも嫌な印象残したくないとか思ってる場合じゃない。ま、仕事上で必要な場合は別だけど。
仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。
- 作者: 桐谷ヨウ
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る