いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

あえて過激な表現を用いるなら、変化することは「死そのもの」なのです。

哲人「われわれは、いつでも自己を決定できる存在である。あたらしい自分を選択できる存在である。にもかかわらず、なかなか自分を変えられない。変えたいと強く願いながらも、変えられない。いったいなぜなのか。……あなたのご意見はいかがですか?」
青年「ほんとうは変わりたくないから?」
哲人「そういうことです。これは「変化とはなにか?」という問いにもつながっています。(後略)」

 

──(『幸せになる勇気』より)

 

昨日までの自分にさよならして、今日からは新しい自分。昔の自分は死んで、新しい自分に生まれ変わった。なんて、そう簡単に変われたら苦労はしない。

実際に死んで生まれ変わるのは大きな一大イベントであるのと同じくらい、変わるってことも大きな出来事だ(そもそも実際に死んだら生まれ変わるかどうか誰も知らんけど)

でも、本当に死ぬことと違って、なりたい自分への変化は少しずつでも進歩することができる。人見知りの自分を変えたければ、まずは明るく挨拶することから始める。ネガティブな自分が嫌なら、マイナスなことを考えたらプラスなことに置き換えてみる。

もちろん、小さな一歩じゃなかなか変われないし、方向を間違ったら全然前には進めない。それでも、ただただ変わりたくないと駄々をこねながら現状維持をするよりは、よっぽど建設的だと思うんだよね。

 

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII