いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

利己的では「ない」のだし、利他的でも「ない」のです。愛は、利己と利他の両方を兼ね備えるのではなく、どちらも退けるのです。

ほんとうの愛を知ったとき、「わたし」だった人生の主語は、「わたしたち」に変わります。利己心でもなければ利他心でもない、まったくあたらしい指針の下に生きることになるのです。

 

──哲人(『幸せになる勇気』より)

 

自分が喜ぶために、自分のプライドを満たすために、自分が偉くなるために、自分が強くて一人で生きてる人を誇張するとこんな感じかな。逆に相手の事ばっか気にしちゃう人は、相手がよければ自分はどうなってもいい、相手に悪く思われないためならなんでもする、みたいな自己犠牲感が出まくるみたいな。

このどちらかに偏らずにバランスが取れてる状態が、人間関係的にいい状態なのかなと思ってたんだけど、どうやら違うらしい。

「愛」って恋愛だけじゃなくて、友愛、親愛、家族愛といろいろあるけど、本当に愛のある関係って、利害関係からは一番遠いところにいるんだよね。

確かに、家族とか別に私が何かをするから一緒にいるわけじゃないし、私も何かをしてくれるから仲良くしてるわけじゃない。ただ、一緒にいるのが心地よいから一緒にいるだけ。心地よい空間を共有できるのが幸せなだけなのだ。

どうしても仕事が人生の大半になってくると、利害関係が大きなウェイトを占めてしまって忘れがちだけど、本当に大切な人って利害関係とは無縁なものってことを忘れちゃいけないね。

 

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

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