いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

いつか別れる日がやってきたとき、「この人と出会い、この人とともに過ごした時間は、間違いじゃなかった」と納得できるよう、不断の努力を傾ける

われわれにできることはひとつでしょう。全ての出会いとすべての対人関係において、ただひたすら「最良の別れ」に向けた不断の努力を傾ける。それだけです。

 

──哲人(『幸せになる勇気』より)

 

別れの日はいつかやってくる。それは卒業のタイミングかもしれないし、転勤のタイミングかもしれない。あるいは突然の死ということもあるかもしれない。

それがいつかはわからないだけで、出会いには別れがつきものだ。

別れるときに、ああしておけば良かった。もっとこうすれば良かった。と後悔してももう遅い。単純に距離や時間的な問題なら、頑張ればまた会えるかもしれない。後悔を払拭するチャンスがあるかもしれない。でも、どちらかに死が訪れたら、その後悔は永遠に後悔のままになってしまう。

うちは昨年、父と祖父が亡くなって、最近友達の結婚式に出席してすごく思ったのが、二人に自分の花嫁姿を見せることは、一生できなくなっちゃんだなぁ、ということ。余命宣言されてたわけでもないから、私の方に焦る気持ちが生まれる余地もなかったし、頑張ろうって思える要素も揃ってなかったから、仕方ないっちゃ仕方ないんだけどね。

だからこそ、いますぐできることは、できるうちに叶えておかないといけないと、強く思うわけですよ。

 

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

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