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いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

目の前のことに追われるほど、本当に大切なことをする時間は失われていく。

考え方 自分 小説

 僕は母さんにかける一本の電話よりも、目の前の着信履歴にかけ直すことで目いっぱいになっていた。本当に大切なことを後回しにして、目の前にあるさほど重要ではないことを優先して日々生きてきたのだ。
 目の前のことに追われるほど、本当に大切なことをする時間は失われていく。そして恐ろしいことに、その大切な時間が失われていることにまったく気付かないのだ。

 

──主人公(僕)(『世界から猫が消えたなら』より)

 

ビジネスハック系の記事を読んでるとよく見るんだけど、作業には4つの分類があって、「緊急で重要なこと」「緊急じゃないけど重要なこと」「緊急だけど重要じゃないこと」「緊急じゃないし重要でもないこと」なのね。

「緊急じゃないし重要でもないこと」。まぁ、これは明らかにやらなくていいことだってわかるけど、おろそかになりがちなのが「緊急じゃないけど重要なこと」。

運動を始めるとか、健康に気を使うとか、自己研鑚のために資格試験の勉強をするとか、親孝行するもこれに入るのかな。

でも、これってちゃんと自分のやりたいこと、やらなきゃいけないことを整理しないと見えてこないんだよね。大体、目の前のことは目の前にいるから見えてるけど、それ以外って見落としがちだから。

私も、一応振り返って整理して拾い上げてるつもりではあるけど、いっぱい取りこぼしがありそう。日々めまぐるしく過ぎ去ってるし。たまには一人で考える時間を作って、普段おろそかにしがちなことを思い起こさないとね。

 

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)