いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

世の中は互いに迷惑をかけ合って成り立っているというのが事実ではないか。

何か、人と関わって物事を成そうとするのであれば、「いかに迷惑をかけないか」ということをずっと考えていても何もできない。「いかにして迷惑をかけるか」つまり、自分の都合である迷惑をどうやって相手に受け入れさせるかを考え、試行錯誤してうまくいけば、少しずつ物事が成就していくのではないだろうか。

 

──id:kkzy9(「Letter from Kyoto」より)

 

なるべく人に迷惑をかけずに生きたいと思っていた。あと、なるべく相手を不快にさせないようにって。

いまだにその感覚が全部抜けたわけじゃなくて、基本的にはナチュラルに八方美人をしてる(つもり)なんだけど、昔に比べれば、他人の目線をいい意味で気にしなくなった。

三十年近くも生きてれば、どうしようもない修羅場(仕事もプライベートも)を何度か味わってるんだけど、そのたびに、他人の迷惑とか考えてる余裕なくて、ぽんっと自分の思ったことをそのまま出しちゃってたのね。で、その瞬間は存分に後悔するんだけど、案外それで自分の評価が下がらないってことを知った。

もちろん、相手がそれを好意的に解釈する人だったり、度量の広い人だったりしたのかもしれない。それでも、ぶっちゃけても案外大丈夫って経験が積み重なってくれたから、それで萎縮することがだいぶ減ったなって実感はある。

迷惑かけちゃダメだって状態から、いきなり一足飛びに迷惑かけても大丈夫な状態になるのは難しいけれど、ちょっとずつ小出しに、これちょっとやっちゃったらマズいかなって思ったことを実践してみるのがいいんじゃないかな。もちろん、相手は嫌がるけど、全体を考えれば良いことってのが前提だけど。