結局のところ普通の会社人だった人間が、最終的に全幅の信頼をおけるのは、自分の配偶者なのである。
あの教会での結婚式の台詞「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も」なんとか生き抜いていけるのは、夫と妻だからだ。
(中略)
自分の生きる場所を探す旅とは、とりもなおさず、妻と自分の生きる場所を探す旅でもある。
──和田一郎(『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語』より)
まだ結婚してないんで、夫婦の関係はよくわからないんだけど、家族だからどんなときでも生き抜けるってのは分かる気がする。血の繋がりがあるからってのもあるけれど、それだけじゃなくて、結婚によって親族になっただけの人も、なんとなく他よりも親密な関係な気がする。兄弟姉妹の結婚相手とかそもそもは赤の他人なのに、結婚したら身内な気持ちに自動的になるから不思議(私の場合、実体験はいとこなんだけど。閑話休題)
夫婦もそれと同じじゃないのかな。手続き上は紙ペラ一枚なんだけど、家族だと互いに認め合った瞬間から相手は身内で、だからこそ、どんなときでも生き抜いていけるし、生き抜こうと思える。思えなくなったとき、それはもう家族じゃないんだろうね。
僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 (自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード)
- 作者: 和田一郎
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- 発売日: 2015/09/18
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