いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

「愛する」ということは「相手を肯定する」ということです。

 つまり相手が存在していることを、心から「いい」と受けとめることです。あなた自身の損得勘定とは関係なしに。

 

──二村ヒトシ(『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』より)

 

恋愛にかかわらずなんだけど、無条件に相手を肯定するのって難しい。20年以上の付き合いである自分の家族ですら、肯定できないときがあるんだから、他人を相手にしたら難しいのは当たり前だ。

でもまぁ、10年前に比べれば、どんな人でも認められるようになってきたんかな。

どうにも自分にも他人にも厳しくて、待ち合わせへの遅刻とか約束忘れたりとか、そういうのあんまり許せなかった。いや、口では許してたけど、心の中では怒り心頭だった。

今でもちょっとイラッとすることはあるし、非常識な行動を見るとムカムカすることもある。それでも、その人はそういう人。私はそれにイライラするけど、その人はそう思わない人。その切り分けが頭に思い浮かぶようになってきた。

感情を止めるのは難しいし、いくら理性では納得してても感情では納得できないこともいっぱいある。

でも、いったんは飲み込んでみるのが、相手を受け入れるのには大事なんじゃないかな。いったん飲み込んで、どうにも消化できなかったら、諦めたらいい。さすがに今はキャパが足りませんってね。

 

4月度読書会課題本でした。男女のふかーい心の話を語り合える、よい選択でした。