恋が「相手への欲望」であるのと同じように、ナルシシズムは「自分への欲望」です
ナルシシズムも必要なだけ持ちながら自己受容しているのが「生きていきやすい人」です。ナルシシズムが完全にゼロの人は「生きがい」がなくなってしまい、きっと生きていくことができません。
だからナルシシズムは、あるのは仕方がないし「あっても、いい」んです。
強くなりすぎて、それに本人や周囲が苦しめられさえしなければ。
──二村ヒトシ(『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』より)
こんな自分だったらもっと自分は最高って気持ちは、大なり小なり誰でも持っている感情なんじゃないかな。
それで苦しくなりすぎるのは、よくないんだけど、全く無いのも確かにつまんないよね。それって、向上心を全然感じないもの。
いやね、今の自分のままでも全然いいんだよ。問題は「今」を肯定するところじゃなくて、「未来」を見ないことだと思うのね。未来なんて想像つかないし、確かに、身長160cmの人間が、20年後に190cmになったりはしないけど、散々周りに迷惑かけて大暴れしてた人が、素敵な老紳士になってる可能性は否定できないじゃない。それすら今からそんなのありえないとか、今のままで満足してるからどうでもいいとか言うのは違うと思うんだよね。
欠点がある今の自分はちゃんと受け入れて飲み込んで、その上で、こう直したいとか、もっとこうなりたいって思って行動するのが、人生活き活きと過ごせる秘訣じゃないんかね。
ちなみに私はだらだら病との戦いだよ! たまには許してやるけどな!(笑)
なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)
- 作者: 二村ヒトシ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 文庫
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