いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

「なぜモテたいのか」を考えることは【自分で自分の欲望のかたちを把握する】ということで、これはひじょうに大切だからです。

「自分はナニがしたいのか? ほんとうはナニが欲しいのか?」こそが「自分はナニモノなのか?」ってことであり、人間は、それをある程度自分で理解できてないと「相手との関係をどうしたらいいか」わからなくなって困ってしまうことがあるからです。

 

──二村ヒトシ(『すべてはモテるためである』より)

 

「モテるためにはどうするか?」と入りなので、モテが主体になってるけど、これって何にでも当てはまることだよね。

例えば、働くのは何のため?ってなった時にそれが答えられるのと答えられない(あるいは答えが曖昧なもの)のとでは、その姿勢が変わってくると思う。

答えは、金のためでもいいし、ただその仕事が好きだからでも、今の職場にいる仲間が好きでもいい。ただ、その軸を忘れないことが大切なのだ。

そこがブレるから、金のためだけに仕事してるはずなのに、人間関係で悩んだり、好きで始めたはずの仕事が辛くなったりしてしまう。まぁ、人間の心って複雑だから、そう簡単に割り切れない部分もあるんだろうけどね。

自分の欲望って自分でよくわかっているはずでも、言語化しようとすると上手くいかないことも多い。だとしたら、それは頭の中で曖昧なままになっている情報だから、すぐにぐらついてしまう。

まずは、自分の欲望を明確にすること。恋愛でも、仕事でも。

 

それがそう簡単にいけば、苦労しないけどね(笑)

 

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

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