自分が思う「らしさ」が、実はよそから借りてきた単なる空想にすぎないからである。
リーダーとは強い統率力と素早い判断力を持ちみんなから尊敬されるものである、なんてのは状況によってはまったく通用しない。
父親だって、夫だって、なんだってそうだ。
その人なりの答えが本当はあって、それを見つけ出すためにみんな四苦八苦してるわけである。
──いぬじん (id:inujin)(「犬だって言いたいことがあるのだ。」より)
「~らしい」よく聞く言葉である。女らしい、男らしいが一番、遭遇頻度は高いのかな。女の子らしくおしとやかにしてなさいとか、男らしくナヨナヨしないとか、定番のワードっていくつかあるよね。
なんだか、その定番ワードに反することをしていると、途端に自信を失うみたいな感覚は何なんだろう。女なのにおしとやかにできないんだけど、私、女失格?と思うことはちょいちょいある(が、しぐさを直せる気はしない)。あと、大人なのに自己管理できないとかもあるかな。睡眠時間とか感情とかコントロールできてない部分はいっぱいあって、それが大人らしさからは遠い気がしてしまう。
でも、そんなの無視だ無視。どうしてもこれが一般的って言われると、そうじゃない自分と比較してヘコむ瞬間はあるんだけど、だけど、人は人、私は私って言い直せるようになってきた。
日本人的な横並びじゃないとどうにもムズムズする感じは仕方がないことにして、でもやっぱりそんならしさ、自分には関係ないって思い直せる力って大事よね。