人生
本書は、理想の人生を手に入れるためのカギとなる「人生の基本原則」についての本である。私はこの原則のおかげで、夢のような人生を実現できた。 この本に書かれている原則は、どれもシンプルで誰でも実行できることばかりだ。これらの原則を取り入れれば、…
「けれどまあ、真面目なら真面目なりに、不真面目ならば不真面目なりに、生きていけるでしょうし、生きていかなければならないでしょう?」 ──芝浦縁(『明治あやかし新聞 三 怠惰な記者の裏稼業』より) 明治を舞台に、あやかしを隠れ蓑にして事件を解決し…
こんなつらい話を、なぜ書くのか。その問いに明確な答えがないように、「僕」もまた、探していたすべての答えは得られなかったのではないか。そんな風に思います。ただ、それでも私は書きました。そしてまた、「僕」も……そんな風に、今は思えます。 ──紅玉い…
創風亭破楽は、前に俺に言った。 人は死ぬ瞬間に、幸せだったと思ってはダメだ。あぁ楽しかったと感じなければならない、って。 常識的に生きていても、得られるもんなんてたかが知れてるだろう。 命がけで熱くなれるものが見つかったなら、そいつの人生は楽…
生きていることには、意味がない。 (中略) ふいな爆発で生まれた宇宙が冷えていくまでの過程で、気まぐれに生じた動物の脳に流れる意識が、意味を探し求めてさ迷うこの不毛な営みの全てが、正直言って僕には苦痛だった。 ──岡田卓也(『君は月夜に光り輝く…
いつか僕の歩いた道が誰かの糧となって、この戦争が終わる日へと続いていくかもしれない。だから僕は僕のすべてを懸けて立ち止まりません。 ──アレン・ウォーカー(『D.Gray-man 25』より) 自分が立てた理想の道。それがきっと世界の理想に繋がっていると信…
安定とか安全を求めることは誰にとっても自然なことだと思います。ただ、安定とか安全は、結果的に危険な道にいくことがある。安定や安全を求め過ぎて何も手放さないと、どんどん行き詰った道にはまっていってしまうと思います。 (中略) そもそも絶対に安…
どこで暮らそうが、どんな仕事をしようが、誰と一緒になろうが、どれだけ偏った思想を持とうが、全部個人の自由だ。法律やルールを守った生き方であれば、他人がとやかく言うことじゃないし、ひっちゃんのケースだって、本来なら俺がいちいち口を出すことじ…
食いてえから食う。寝てえから寝る。抱きてえから抱く。殺してえから殺す。何にも縛られねえし、誰にも従わねえ。 (中略) 楽しくねえことはしたかねえ。嘘をついたり、約束を破ったり、後味が悪いこともしちゃいけねえ。心に負い目を持っちまったら、猫の…
フツーはこうあるべきという強迫観念からとおくはなれた「ナチュラルな今日の気持ち」で、そして、「自分たちの前向きな意思」で、思い残すことなく結婚したいのだ。 (中略) 人生は短いようで、それなりに長い。そしてそれには、明日のために今日があると…
考えれば当然のことで、自分の記憶容量には限界があり、自分について全てを覚えることはできない。しかし、自分を取り巻く無数の周りの人間の記憶容量を合わせればかなりの量になり、自分では記憶できないこともたくさん記憶している可能性がある。 (中略)…
──いいか、覚えておきなさい。世の中は、すべて繋がっている。風が吹いたとき、どの桶屋が儲かるのか。それを見抜くのが金融マンの仕事だよ。 ──佐久間社長(『トーキョー下町ゴールドクラッシュ!』より) 「風が吹けば桶屋が儲かる」ってのは、まったく関係…
何よりも自分を下にする事を止めないといけません。自分が勝手に下に居る限り、対等にはならないからです 自分に価値を与えなければなりません (中略) 勝手に自分を下にして、与えるだけでは、一生対等な関係にはなれません 理想に届きません ──✩←ヒトデ (…
「人間は、変わることができる」と言う人もいます。 これは、心の穴を「ふさぐことはできないけれど、その存在に苦しめられないように、なることはできる。そして、あなたが苦しまなくなることで、周囲との関係も良い方向に変えていくことができる」というこ…
僕は大きなお金が欲しかったわけでも、輝かしい名誉が欲しかったわけでもなかった。たんに、ギリギリのところで自分が満足いく人生を送りたかったのだ。 自分が正しいと思うやり方で一生懸命に働き、それで日々に必要なお金をいただく、評価してくれるのは、…
あの教会での結婚式の台詞「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も」なんとか生き抜いていけるのは、夫と妻だからだ。 (中略) 自分の生きる場所を探す旅とは、とりもなおさず、妻と自分の生きる場所を探す旅でもあ…
僕らは、老親や子供たちの面倒をみながら、あるいは友や大事な人との時間を大事にしながら、バランスをとって生きたとしても、誰にも文句を言われる筋合いはないのである。 ──和田一郎(『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語』より) 仕…
始まりを探すことは不可能に等しく、また、無意味なことだった。 なぜなら、間違いを正すことはもうできない。 人生にやり直しなど利かないのだ。 ──首藤祐貴(『クロクロクロック 結』より) まぁ、首藤祐貴よりはやり直しが利くと思うけどね。なんせこの人…
恋には必ず終わりが来る。必ず終わるものと分かっていて、それでも人は恋をする。 それは生きることと同じなのかもしれない。必ず終わりが来る、そうと分かっていても人は生きる。恋がそうであるように、終わりがあるからこそ、生きることが輝いて見えるのだ…
間もなく死ぬという運命を、僕なりに受け止めていたはずだった。なのにいざ命を延ばしてもらえるかもしれないとなると、それがどんなにバカバカしい取引だとしてもすがってしまう。死ぬときは悪あがきせず、落ち着いて、安らかに。自分はそうありたいし、そ…
しばしば人は「最初の一歩」が大切だと言います。そこさえ乗り越えれば大丈夫だと。もちろん最大のターニングポイントは、「最初の一歩」でしょう。 しかし、実際の人生は、なんでもない日々という試練は、「最初の一歩」を踏み出したあとからはじまります。…
境目はグラデーションになっていて、人によって許容範囲が異なります。 その割合をしっかり見たうえで、肯定や応援が正しい、と、自分が思えるのであればそうすればいいし、割合を自分の目でしっかりと見た上でしないほうがいいと思えば、勇気をもって「しな…
わしら、親の言いなりに生きようとした。自分には、その道しかあれへん思うてましたんや。この世のどっかに他の道があるやなんて、そないなこと、考えたこともあれへんかった。それが…その道が思いも寄らぬことでのうなってしもうて、ようよう道言うのは、自…
浅子はきっと、「男のオモチャ」になるのと引き換えにきらびやかな装飾品で身を包んで悦に入っている富裕層の婦人たちに、我慢ならなかったのだろう。 「女の自立」を妨げているのは男ばかりではない。こうした「男のオモチャ」に甘んじて平然としている女も…
神の与え給うた『母なる力』とは、単純に子を産み、その子だけを慈しむことではありません。 世の中のすべて、周囲のすべての人に対して、『母の心』を発揮して、世の中を善に導く働きをすることです。 この『母の心』を、学ぶことによって磨き上げるのに、…
これも、女にも男にも当てはまる教えや、思うんどす。 女の人生は、男に頼ってよりすがって、男任せでええ、なんてもんやない。そのためには女も、自分で生きる知恵が要る。女も知恵を身に付けえ。──と、福沢先生が諭してくれとる気ィがするんどす ──(『広…
そしてもし運良くそれが見つかったとしても、実際に見つけられたものは、多くの場合致命的に損なわれてしまっている。にもかかわらず、我々はそれを探し求め続けなくてはならない。そうしなければ生きている意味そのものがなくなってしまう ──村上春樹(『村…
音楽でも文章でも、何かをクリエイトしつづけていくことの大変さは、基本的に変わりない。前向きな姿勢がとれなくなったら、生み出される作品から力や深みは消えてしまう。佐山くんにはとにかくいつまでも、ひしひしとひたむきな「ピアノおたく」であっても…
僕らは腕組みをしたり、頭をかいたりするかもしれない。でも好むと好まざるとにかかわらず、それが僕らの住んでいる世界なのだ。僕らはその中で生きていくしかないのだ。そこからむりに出ていこうとすれば、僕らの行き先は「本当ではない場所」になってしま…
これは、あなたの人生の「核」ともいうべきもの。 もしかすると、日々の生活の中でこれを意識することは、あまりないかもしれない。でもそれは、何より大切なもの。 というのも、それを手にしているかどうかで、幸せ度が決まってくるからなのね。(中略) 大…