何もしなくても、無駄な1日になってしまうわけじゃないんだ。

　ああ、さっきの朝食の時間、最高に幸せだったんだ。今日、もし、予定していたことができなくても。たとえ、小説が完成せず、作家になる夢も、発売する本がベストセラーにならなくても、ビジネスがとても大きくならなくても。これ以上の幸せなんかない。すでに、僕は、これ以上幸せになれないほど幸せなのだ。こうやって寝転んで1日は終わってしまうけれど、この今日こそがこの上ない幸せで大切な1日で、何もしなくても、無駄な1日になってしまうわけじゃないんだ。

──和田一郎(id:yumejitsugen1)（「リクナビNEXTジャーナル」より）

何気ない日常こそが最高の幸せってのが、伝わるステキな言葉。

朝早くに起きて、会社に行って馬車馬のように働いて、なんとか帰り着いて寝る。忙しい毎日を送っていると、ささやかな幸せに目がいかなくなってしまう。

海外旅行行ったり、ブランドのバックを手にしたり、そういう目に見えやすい価値のあるものを求めてしまう。本当は今ここにこうしていられることだけで十分に幸せなのに。

ささやかでも自分にとって大切なこと。たまには振り返ってかみしめてみるのがいいのかも。ぐうたらしてたって、それが幸せならそれもまた良きかな。