できている部分に着目をするのです。それこそが勇気づけになります。
多くの親や上司は、かつての私の上司のようにできていない20~30点だけにしか着目しません。すでにできている70~80点を無視するのです。これでは勇気くじきにしかなりません。
──小倉広(『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』より)
「よく」できているところは、ほめる。
できて「ない」ところは、しかる。
そうじゃなくて、「普通にできてる」ことを「できてる」と認めること。
本書では、上司部下の関係の話だけれど、これって、自己評価でも同じじゃないかな。
つい、あれができなかった。これもできなかった。もっとこうできたんじゃないか。とできなかったことばかりに目がいってしまうけれど、それ以外は普通にできてるんだから、そんなに悲観することはない。
失敗ってどうしても目に止まりやすいし、印象にも残りやすいから、その分余計に、できてることに対して、意識的にならないとね。