読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

守破離なんて言葉がある。学んで、壊して、巣立つってことだな

小説 成長

「今のお前さんは、破だな。オレの教えという殻を、破ろうとしている。一番肝心な時だ」
「壊して、巣立つ」
「答えはどこにも書いてないぞ。お前自身が見つけるんだ。お客さんに育てて貰いながらな」
 お客さんに育てて貰う、という言葉は、信之の胸にすとんと嵌まる。

 

──塔原(『異世界居酒屋「のぶ」 二杯目』より)

 

 

昔の店の弟子と師匠。

居酒屋の入口が異世界に繋がってしまった物語第二弾より。

異世界から入ってくるお客さんの好みは、現代日本とは違っていて、和食の板前として修行していた信之は、異世界・古都の人々に気に入られる自分の味を求めて奮闘中。そこに現れたかつての師匠の言葉、という流れ。

 

師匠の教えを壊そうともがく信之の姿を見ると、なんだか自分も頑張らないといけない気分になる。

私は今、どのステージにいるのだろうか。

最初に勤めた会社での上司の教えを守りながらも、今の現場では自分なりに奮闘できているのだろうか。二十代も後半戦。そろそろ、しっかり巣立たないといけないな。

 

異世界居酒屋「のぶ」 二杯目

異世界居酒屋「のぶ」 二杯目