前向きな姿勢がとれなくなったら、生み出される作品から力や深みは消えてしまう。
音楽でも文章でも、何かをクリエイトしつづけていくことの大変さは、基本的に変わりない。前向きな姿勢がとれなくなったら、生み出される作品から力や深みは消えてしまう。佐山くんにはとにかくいつまでも、ひしひしとひたむきな「ピアノおたく」であってもらいたいと願っている。
オリジナルをクリエイトし続けるのは、しんどい。
私の場合、クリエイト系といえば、たまに書きたくなる小説なんだけど、どうにも波が激しくて、一昨年ぐらいからやる気がメラメラしてたのに、去年の秋くらいからストンと熱が冷めて書けなくなってしまった。
こういうとき、それを仕事にしている人は、無理矢理にでも文章をひねり出すのかもしれないけれど、私は趣味の範囲だからスパッと一時休止している。
どちらかというと、ひねり出してでもくらいついてのは、プログラミングの方だ。こっちは本職だから、妙案が出なくてもなんとか要望に沿う形を作り上げないといけない。
正直、実は結構センスとクリエイティビティが問われる仕事だと思う。絵とか文章とはクリエイティブの方向性が違うけど。というか、仕事の大半はクリエイティブが問われるものなんじゃないかな。ルーチンな事務作業ですら、もっと効率的に出来る方法を考えたら、十分にクリエイティブだ。
誰でも出来る。だからこそ、その作品一つ一つに力を込めていかないといけないわけだね。