いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

人は、自分のことは他人任せにしたらあかん。自分の生きる道は自分で切り開かなあかん。

これも、女にも男にも当てはまる教えや、思うんどす。
 女の人生は、男に頼ってよりすがって、男任せでええ、なんてもんやない。そのためには女も、自分で生きる知恵が要る。女も知恵を身に付けえ。──と、福沢先生が諭してくれとる気ィがするんどす

 

──(『広岡浅子 気高き生涯』より)

 

福沢諭吉の『学問のすすめ』を読んでの浅子の考え。

喋り口調とか、ちょっとフィクション入ってる感じですが。

 

「自分のことを他人任せにしない」

当たり前のようでめっちゃ難しい。

どうしても苦しいことや面倒くさいことは他人任せにしたくなる。親に引かれたレールの上をそのまま走っていけば楽だ。

でも、それが本当に幸せなんだろうか。

うちの家は、特にこうしなさい、と言われたことはなくて、でも、なんとなく世間の雰囲気的に大学行って会社員やるってのがよくある流れだよなぁ、というサブリミナル効果的な考えで大学には入った。

三年になれば、心配性が発揮されて人よりも早く就職活動をスタートした。

で、結局会社員やってるんだけど、それだけがすべてじゃないなってのは、就職活動中に気づけてよかったな、と思っている。

自分で決めて、動いて。そうすれば、必ず何かにつながっている。そう信じてこれからも前に進んでいきたいな。

 

広岡浅子 気高き生涯 (PHP文庫)

広岡浅子 気高き生涯 (PHP文庫)

 

1月の読書会のテーマ本でした。