自分がいいならそれでいいじゃんっていう考え方が一番自由だなと思います。
(前略)人間関係は勝ち負けじゃないっていう設定をしてもらいたいんですね。
言うことを聞いたら負けとか、意見に従ったら屈服したとか、そういうふうに思っちゃうことってすごいくやしいじゃないですか?
だからそこをちょっと除いてもらって、良いものはいい、嫌いなものは嫌いという、楽しいか楽しくないかとか、負ける負けないとか、従う従わないとか、そういうカテゴリーじゃなくって、「楽しいかな?」とか、「やってみたいかな?」みたいに、もうちょっと軽めのチョイスをしてみたらどうでしょうか?
──和田裕美(「ログミー」より)
流行っているものを毛嫌いする性質、私も若干あるから、この記事の相談者の気持ちのほうに同調した。
芥川賞取った作品は逆に読む気にならないし、どっちかというと、平積みもされてなくてヒッソリと本棚に置かれてるような作品が良作だったら幸せな気持ちになる。
わざわざ並んでいるお店は選ばないし、放送前からもてはやされているドラマには食指が動きづらい。
でも、それって選択肢を狭めているだけなんだよね。流行りばかりを追いかけている人を、視野が狭いと思うんだけど、逆に、流行り以外に目を向けようとするのもまた同じってことに気づいてない。
流行りとか、周りみんながやってるとか、誰も気がついてないとか、そういう評判は置いといて、まずは自分がどう思うか。それを大事にしないと、どのみち視野が狭くなっちゃうてことを覚えないとね。