いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

「その手があったか」っていう一言が必ず心に浮かぶんですよ。

人はすごい優れたアイディアに出会ったときに必ずある一言が心に浮かぶんです。

その一言っていうのはなんなのかっていうと「その手があったか」っていう一言が必ず心に浮かぶんですよ。

「なんでそれに気付かなかったんだろう」って。同じものを見ていたのに、なんでそれに気付かなかったんだろうって。優れたアイディアであればあるほど、そういう感覚に襲われるんですね。

 

──東畑幸多(「ログミー」より)

 

「その手があったか」という一言、確かにそうだなと納得した。私の場合、「その発想はなかった」が似たような意味でよく使っている気がする。

発想の転換ってすごく大事で、同じことを同じような視点で考えても、出てくる発想はちっとも変わらない。ほんの少しでも視点をずらさないと堂々巡りをしてしまう。

ただ、同じところをグルグル回ってるな、と感じて、自分で軌道修正できればいいんだけれど、それができないときだって、たくさんある。自分のミスで大損害出したとか、めっちゃ大勢の人前で大恥かいたとか。

なんかいつまでたっても良案が出ないな、と思ったら、一回誰かに聞いてもらったらいい。しゃべってるうちにアイデアが湧いてくるときもあるし、聞き手が新しい視点をもたらしてくれるかもしれない。

だいたい良いアイデアって、最初は考えなかった視点から生まれるから、切り口を変えながら考えたらいいのよ。それが難しかったら、人の考え(切り口)を取り入れたらいいのよ。

ほら、今日って七夕だけど、織姫と彦星はこの日にしか会えないわけじゃない。でも、もっと会いたいと思っても、正攻法だと無理なのよ。だから、切り口を変えるしかない。今の時代なら、テレビ電話取り入れたらいいんじゃないかな。まぁ、それもそれぞれの親に怒られて取り上げられるんかもしれんけど(笑)