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いちまんのいいことば

すてきなことばあつめました

己を認め、他者を認め、しかしそれを強制するな

小説 考え方 人間関係

自分が信じている神様も、相手が信じる神様も等しく認める。認めた上で相互理解を深めなさい。間違っても自分の神様を押し付けたり、他人の神様を貶めたりしない様に。勿論、細かい教則は幾つかあるけど……要約するとウーズ教はこの教義だけなの。異教の神様でも、堕落した神様でも、功績を残した聖人でも、極端な話、樹齢数百年の樹木だってそこらに落ちてる石ころだって、信じる人が居るのであればそれを『神様』として認める、そんな宗教よ。だから『ウーズ教』って名乗ってはいるけど、実際は一纏りな宗教って訳じゃないの

 

──エリカ・オーレンフェルト・ファン・フレイム(『フレイム王国興亡記 4』より)

 

異世界に召喚された銀行員・浩太の物語より。

召喚された世界全土であるオルケナ大陸の宗教について尋ねた浩太に対して、浩太が世話になっている(世話している、かも)土地の領主であるエリカが答える。


相手を認めた上で、相互理解に努める。なんて理想的な話なんだろう。

このウーズ教の考え方が世界に広まれば、無益な争いなんてなくなるんだろうなぁ、と夢見てしまいますね。現実にそれができるなら、とっくに世界は平和なんだろうけど。

ただ、世界を見渡せば、争っている地域はたくさんあるし、日本もなんだかんだゴタゴタある。個人レベルでみたって、毎日大なり小なり諍いは起こっている。

それでも、自分の考えと、周りの人間の考えを認めて、相手に自分を押し付けない。この単純だけど難しいことをちょっとでも意識すれば、身の回りくらいは平和になるんじゃないかしら。

 

フレイム王国興亡記 4 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 4 (オーバーラップ文庫)