生きるってものすごくエネルギーがいるんだよ。
だから、笑ったりおいしいものを食べたりして補給しないと、ボクたちは生きられないんだよ。
──アキ(『ひとつ海のパラスアテナ (3)』より)
昨日の言葉の続き。
まぁ、ただ漫然と食う寝るを繰り返すだけで、生きてはいけるんだけどね。
それって本当に生きてるのかな。「生きる」って言葉の本当の意味はなんだろう。そういうことを考えさせられる言葉。
毎日をぼんやりと過ごしていたら、それは「生きてる」って言えるんだろうか。
泣いて笑って、大好物を食べて、思う存分打ち込めることに神経を注いで。そういう感情に訴えかけるようなエネルギー、それがなければ、本当の意味では生きてるとは言えないんじゃないかな。
そういうエネルギーも、ものすごく必要なんじゃないかな。
作中では、アキがこの言葉を言ったシュマリは、言葉も通じない世界で、ただ死に場所を求めて生き続けたような人。
死ぬために生きてるなんて、生きてるとは言えない。
人間誰しも最後には死ぬけれど、それはそれとして、今日を精一杯生きねば。
最近読んだ別の本の影響が文章に出ている気がする(むむむ)
その本からの紹介はまた今度。