恋愛に限ったことではありませんが、自分からアグレッシブに動いた結果ならば何事もムダにはならないはず。
なんとなく待ちの選択をして、なんとなくうまくいかなかったら悔いしか残りません。仕事はきっちりしているのに、恋愛に関してはイマイチ自信を持てない女性も、一歩踏み出してほしいと思っています。
──桐谷ヨウ(「マイナビウーマン」より)
仕事も恋愛も基本的に変わらないはずなのに、恋愛になると足踏みしてしまうのはなんなのか。仕事も思いっきりぶつかったら跳ね返されることもあるってのに、恋愛でぶつかるよりもしんどくない。
ってのは、恋愛の方がより感情的なことだからなのかも。いや、仕事が感情的じゃないかっていうと、やる気とかモチベーションは、気持ちの問題なんだけど、これをやらないと前に進めないみたいなことは、やっぱり理性が働いてると思うんだよね。
でも、恋愛だと、相手も自分と同じ気持ちかわからない。でも、自分の気持ちも抑えられない。どうしようどうしようどうしよう。的な(笑)
それでも、行動した結果どう変わるかってのは、仕事も恋愛も変わらない。大体確かな結果が出て、プラスに向かおうがマイナスに向かおうが、気分はちょっとスッキリする。中途半端状態のもやもやが晴れるんだからね。
それでも、仕事に必要な勇気が100としたら、告白には2倍以上の勇気が必要だと思うんだけどね。
仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。
- 作者: 桐谷ヨウ
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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うつ病になって結婚とか出世とか普通の人生をあきらめることにしたのですが、それは決してネガティブな意味ではありません。「執着を手放す」という意味合いです。
こだわっているもの、そうしなければならないと思い込んでいたものから距離を置く、ということです。執着を手放すことで、また新たに手にすることができるものがある、とわたしは信じています。
──ルイ (id:deperessionnote)(「うつのキセキ。」より)
人間のキャパシティには、おのおのの限界があって、それを越えたものはどんどん意識から零れ落ちてしまう。だから、本当に欲しい物ややりたいことがあるのなら、それよりも優先順位の低いものを捨てなければならないのだ。
個人的には、最近鬼の形相でクロスステッチやってるわけですが、まぁ、コレをやめると金銭的にも時間的にもだいぶ別のことできるんだけど、やめれないんだよね。これをやり切ることに執着してるというか*1。本気でやるの苦しければ手放すことも考えるんだけど、今のところそこまでじゃないから続けてるって感じかな。え、結婚とか出世に比べたらみみっちいって?そんなの人それぞれじゃないですか(笑)
ただ、何かを手放したら新しいものが入ってくるって感覚は、実感としてあって、人間関係も新しい人間関係を築き始めると、どうしても古くてご無沙汰な人間関係は捨てざるをえないとか、出会う人の数がそれなりに多いので頻繁に起こる感じです。それは寂しくもあるけれど、自分の中にできる新しい世界みたいなものを味わうのも、それはそれで楽しい。
捨てるって言うとネガティブなイメージがあるけれど、新しいもののためのスペースを空けるって思うと、余分な執着を捨てやすくなるのかもね。
*1:ちなみに、これ → http://www.cross-stitch.jp/home.html
いつ、誰と結婚するのが「正解」なのかは誰にもわからない。だからこそ、なんとなく胸をしめつけられるような強迫観念ではなく、自分にとっての「今日の正解」を大事にする毎日が必要なんじゃないかと思っている。
フツーはこうあるべきという強迫観念からとおくはなれた「ナチュラルな今日の気持ち」で、そして、「自分たちの前向きな意思」で、思い残すことなく結婚したいのだ。
(中略)
人生は短いようで、それなりに長い。そしてそれには、明日のために今日があるという視点ではなく、素晴らしい今日のくりかえしを大事にするという視点こそが重要だと僕は思っている。社会性も計画性も大事だけど、それだけのために、自分たちの心を殺すのはまちがっている。
──桐谷ヨウ(「DRESS」より)
まだ未婚の私が言うのもなんだけど、結婚って幸せの一つのカタチだと思うのね。まぁ、結婚がゴールじゃないって話はそこかしこで聞いたことあるし、結婚してからが長いのは事実なんだから当然なんだけど。別に、絶対に結婚を見据えないといけないなんて決まってないんだから、「べき」論で結婚しちゃダメなのよね。
まだまだ、付き合ってしばらく経ったら結婚して子供作って、って流れが普通で、あるべき姿っていう風潮があるから、それに乗っからないと違和感を抱くんだろうけど、そんなの本人同士の勝手なんだけどね。
それは恋愛に限らず、働き方とか生き方とか全部一緒で、正社員で働くのが正しいなんてのもないし、本人が幸せならフリーターでもいいじゃんって思う。老後が大変だぞ!っていうお節介なアドバイスはするかもだけど(笑)
昭和の時代は、こうあるべきに乗っかれば幸せに生きられたけど、今はどれが幸せってのが見えないから、日々、これが正解って思う道を選択していくしかないんだよね。
べき論に乗っかってるつもりないけど、私は早く結婚したいけどな!(笑)
仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。
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つねづね疑問に思っていることがある。なぜビジネスパーソンは、平気で不調のまま仕事をするのか?
ビジネスパーソンも体と頭を使って最大の成果を出す点において、アスリートと変わらない。アスリートだけが心身を鍛える必要があり、われわれ「ビジネスアスリート」が心身を鍛えなくていい、というわけではない。
日々のトレーニングをしないアスリートはいない。ビジネスアスリートもトレーニングを習慣にして、心身を整えておくべきなのだ。ましてや「寝てない自慢」をするようなビジネスマンなど、最悪である。
──竹下雄真(「ダイヤモンド・オンライン」より)
寝てない自慢はしたことないと思うけど、「睡眠足りてないから今日は無理」発言はよくしてるかな(おい)
いやね、本番に向けて鍛えて努力して、最高の状態でその日を迎えるって話だと、ビジネスマンだろうが、アスリートだろうが一緒だと思うんだけどね。ただ、アスリートの本番って試合の時でしょ。それ以外が鍛えるところで、体調悪かったら休むよね。ビジネスパーソンの本番がいつなのかは、職種によっても違うんだろうけど、それに向かって準備をしなきゃいけないわけで。準備段階でへろへろなのは、ある意味、当然とも言えるんじゃないのかね。
と、まぁ、そのへんが非常に引っかかる文章だったんだけど、取引先との打合せとか、社内への新規事業の提案だとか、そういう大事な場面でも、準備ができてない上に寝てない自慢したら最悪だけど、日々の準備段階では、たまにはヘロヘロでもいいんじゃないかなぁ。
趣味に時間をつかったがために、睡眠不足。でも、寝る時間を優先したらストレス解消にならない。なんてこともあるだろうしね(私だけ?)
悪用できない技術は、実のところ本当に役に立つ技術にもならない。
新しい、役に立つ技術とは世の中を変える力を持っている技術であり、良い方にも悪い方にも使われて、社会に不可欠な技術となっていく。たとえば、原子力の研究は爆弾を作ることもできるが、発電をすることもできる。インターネットはビジネスに不可欠だが、子供には不適切な性的な情報を日々大量に配信している。
──(『どうすれば「人」を創れるか: アンドロイドになった私』より)
IT業界という最先端のものを取り扱うことの多い環境に身を置く立場としては、捨て置けない言葉だ。でも、この本全体を読めば、その言葉も納得なのかもしれない。
主題となっている、人と見た目にはほぼ変わらないアンドロイド。それは本当に最先端の技術が結集した素晴らしいものなのは間違いない。間違いないけれど、それが誰しもに役立つものかと言われると、現時点では首をかしげるしかない。何せ高い。一般人には手が出ない。容易に使えないという意味では役に立つ度合いは低い。低いけれど、悪用しようとする人が入り込む余地もほぼ無いような気がする。よっぽど関係者で悪どい人がいれば別だけれど。
それとは違い、本書の最後の方に出てきたテレノイド。こちらは携帯の進化版とも呼べそうなもので、サイズもコンパクトでアンドロイドに比べれば、雲泥の差で手頃のようだ。もちろん、機能面で役立たずなわけではなく、声だけの情報でやり取りするにもかかわらず、携帯で電話するよりも相手を身近に感じる代物らしい。となれば、有用性も高いが、悪用性も高くなる。
技術者の端くれとしてはなんとも頭を抱える事態である。でも、だからこそ、その悪用性の高さも頭に入れた上で、有用性の高いものを作っていくしかないのかもしれない。
それから、使い手としては、危ない危ないばっかり言わずに、その技術が良い技術か悪い技術かは使い方によって変わってくる。悪いのは技術自体じゃないってことを肝に命じないといけませんね。
どうすれば「人」を創れるか: アンドロイドになった私 (新潮文庫)
- 作者: 石黒浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/10/28
- メディア: 文庫
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