「神は細部に宿る」という言葉がありますが、仕事においても「小さな仕事」にこそ後の「大きな仕事」に結びつくカギがあることが少なくないのです。
私の仕事は大学での教育と研究というやや特殊なものですが、書く文章がなっていない人、とくに書き方に細かいミスがやたらと多い人は、スケールの大きな研究プロジェクトにあまり貢献できないものです。
金井壽宏(「誠 Biz.ID」より)
優先順位の大小はもちろん必要なことです。
書類のフォントがちょっと揃ってないからって、締め切りに遅れてしまっては元も子もありません。
でも、すばらしい企画書に誤字があったり、読みにくい書き方だったりすると、
せっかくのアイデアがかすんで見えませんか。
私の上司にも、仕事はできるけれど、メールの誤字がひどい人がいて、
それだけでなんとなくその人はずぼらな人に思ってしまったものです。
いつも細部にまで気を配るのは大変だけれど、なるべく細部にまで心をこめて仕事をしたいものです。