人を動かすのは「知・情・意」
人を動かすのは「知・情・意」、つまり「知性」「感情」「意志」だと言います。哲学者カントが提唱した言葉です。「知」はロジック、「情」は信頼関係、「意」が頼み方だと言っていいかと。人間の本質は大昔から変わらないということですね。
──出口治明（「プレジデント・オンライン」より）
誠心誠意頼んでも、その内容が支離滅裂だったら、人は動かない。
正論を言っていても、頼み方がぞんざいだったら、引き受けようと思えない。
いくら頼まれたって、親しくもない人にはやりたくないこともある。
「知・情・意」が絶妙なバランスになるにはどうすればいいかと考えてみたけど、案外難しそうである。
普段から真摯に人と向き合って信頼関係を築き、自分の頭でしっかり考えた内容を伝え、心をこめてお願いする。それぐらいの考えでないと、気持ちよく人は動いてくれないってことなんだろうね。
