笑える者が強くなる
死んでしまいたいほど悲しい時。何もかも捨てて逃げ出したいほど苦しい時。光の見えぬ絶望の時。その中ですら、笑える者が強くなる
主人公アドレットの師匠アトロの言葉。アドレットの回想より。
自分が仲間を騙す偽物だと疑われ、追いつめられていく時ですら、アドレットは笑う。笑えなくなったらおしまいだと言うかのように。師匠の最初の教えを守り続ける。
アニメでもいい言葉だと思ったけど、原作読んでて改めて目に止まったから紹介。
「笑い」って本当に力がある。
なんかもうほんとにしんどい時に、とりあえず口角を上げるように顔を動かすだけで、ちょっとだけ心が軽くなるのが実感できる。いや、ほんとに実感するからやってみて欲しい。
端から見てデキる人って、なんかどんな難しそうなことをしていてもスマートに見える。でも、それはその人の能力が高いからだけじゃなくて、スマートに見せようとしているってのもあると思う。しんどい姿は見せないっていうね。
敢えて自分を騙すように演技をすれば、それが本当になっていくことだってある。だから、まずは笑うのだ。
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